モノトーンミュージアムの世界で記憶喪失
どうも。夏バテと体調不良で夏は屍でした、いのこです。
いやー、一ヶ月ぶり以上の更新ですね!ハハッ。
まぁ、ゆるりゆるり書きたい事がああるときに時間があって書く体力が残っていれば書こう!みたいないい加減な信念のブログでございます故。致し方なし。
今回は、8/10に秋葉原卓ゲー部さんで開催されたモノミュオンリーコンベに参加してきました!
なにやら後からお話を聞いた限りですと、募集から7分で完売したらしく・・・ひゃー!参加できてよかった・・・。ドキドキしながら迎えた当日のセッションは、それはそれは素敵で楽しくて素晴らしいものでした・・・・!!
今回のコンベにはすがの先生もPL参加でいらっしゃっていて、幸運にも同卓させていただくことができました・・・!開催前の待機中の時点で席がお隣で「・・・・・!?」と緊張しっぱなしで、話しかけることもできず、っていうか気軽に話しかけられるわけなーい!!と内心キョドキョドしておりました。のに、同卓。
ハハッ。緊張せざるをえないじゃん??
いやでもしかし。たぶんきっと。一番緊張していたのはGMでいらっしゃるひさせさんだったことでしょう・・・。実際、すがの先生がPL参加と判明したとき、顔を覆ってらっしゃいましたしね。GM・・・ファイト・・・。
そしてそんなひさせGMの卓は、小道具が!すごい・・・!パンフレットの卓紹介の段階でアレンジがかかっていたのですが、シナリオの中で出てくる様々なアイテムの小道具がそこかしこに。視覚的にも、演出的にも、とても素敵な卓でした。
そんな素敵卓で行われたセッションは、シナリオ名『ユスティーツの剣は誰が手に』。
とある街でおこる、一夜の物語で御座いました。
以下、そんなセッションの感想!ネタバレには気をつけつつ書いていきます~。
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感想!なんかもう、セッション終った後は言葉を飾ることもできないくらい『楽しかったです・・・!!!』の連発でした。語彙力はセッションで使い果たしていた。
シナリオに関しては、主催の卓ゲー部さんから依頼があったらしく、公式NPCを絡めた内容でした。ひさせさん卓の主に話に絡んでいた公式NPCはトレイメント掲載のエドワード・ラグタイム男爵。52歳の無類の猫好きなダンディー魔法使い様でしたー。
いやー、ひさせGM操る男爵の可愛いこと可愛いこと・・・一瞬、「幼女かな????」と勘違いするほどの可愛らしさでした。そんな52歳ダンディー幼女男爵は、最終的にPLの同意の下、ヒロインの称号をあてがわれましたとさ。
・・・いや、ほんと。可愛かったんですって。はりきっちゃった男爵可愛かったんです。
PCHOは
男爵の好敵手で、予告状に誘われて男爵追って街に来たPC1。
なんでか男爵に巻き込まれて、街まで一緒に来ちゃったPC2。
目が覚めてたら命と記憶喪失を無くしてた、屍人で不死者のPC3。
何故か男爵から予告上を貰ったシナリオNPC街領主の家族でPC4。
"夜の女王"から依頼を受けて街に来た、渡りの血故に旅を続けるPC5。
の五名。
自分は「キャラロールむっずかしそう・・・!だけどやりたい・・・!!」という欲望そのままに、PC3をやらせていただきましたー。
作ったPCは「プルチネッラ」。
モデルにしたのは大好きな小説、小島てるみ著『最後のプルチネッラ』です。「プルチネッラ」というキャラクターそのものは、小島先生のオリジナルというわけではなく。古くからあるイタリアの風刺劇の登場人物です。黒い仮面と白い衣装の道化そのもの。
自分、モノミュはサプリ『インカルツァンド』のリプレイに登場する、アン・シャーリーが大好きでして。こんなPCのRPやってみたい・・・・!という憧れがあります。そんな欲望のまま、記憶喪失というHOを使わせていただき「自分のことを【左の地に出回っている“イタリアのナポリという架空都市”を舞台にした小説や戯曲に出てくる道化】だと思い込んだ人」という無理やりな設定を詰ませていただきました。
そのためキャラシやネームプレートには「プルチネッラ(仮)」と書きました。記憶取り戻して真の名前が・・・!?みたいな展開があるかなーとも思っていたので。仮。
だけども、今思うと、それ、記憶喪失とちょっと違うくない・・・?と思います。反省はしている。だが、後悔はしていない・・・!!
GMには無茶な設定を通していただき、感謝感謝でございました・・・。
導入時から「ボクの名前はプルチネッラ。イタリアはナポリの道化さ!」というわけのわからない妄言を吐きつつ、「神よ!愛していただきありがとうございます!」「あぁ!あれこそは我が街ナポリ・・・!」という妄言を吐き続け、シナリオパートナーのアイソーポスさんをドン引きさせつつ。頂き物の剣を振り回しながら、フルハイテンションで物語である舞台の“剣守の街”に行きました。
そういえばここで嬉しかったのが、すがの先生に「ハーレクィンと喋らせたい」というお言葉をいただいたこと。ハーレクィンも道化がモデルですもんね!ヤッタネ!
シナリオ内容はネタバレしちゃいそうになるんでいろいろ割愛するんですが・・・楽しかった!!です!!
元々PC3は「セッションを通して記憶が戻るよ」とGMから言われていたので、どうなるかなーとワクテカしつつセッションを進行。途中で可愛らしい少女のPC5さんと合流して「わーい」とハイテンションに街に行き、街できゃっきゃしていたらPC2とNPC男爵(変装中)と合流し、やんややんや騒いでいたら先に合流していたPC1とPC4出会い。なんやかんやで片腕を落として、PC5に縫い付けてもらい。五体満足で物語の要である領主様の元に行きましたー。
PC3の記憶に関しては、途中途中で行った情報判定で取り戻しそうになってシリアスしつつ。とある情報を開いたらドカンと戻り。そして結果、キャラクターが別人になりました。シナリオ的には別人になったというか戻ったというか・・・。
「自分のことを劇の登場人物だと思っている」という設定からすごく芝居がかったキャラでやっていたので、キャラのテンションの振り幅が凄かった。二通りのプルチネッラ、楽しかったです!
自分はセッション中、わりとキャラの思考や感情に振り回されるんですが・・・。後半の記憶が戻ってからが「どうしようどうしよう」というPCの感情や焦りで、PL側が戸惑ってました。記憶戻っちゃってキャラロールができない、というわけではなく・・・思い出した過去と置いていった過去にたいするPCのいろんな複雑な感情で「どうしよう」と。
そんななか、始めに合流してから仲良くしてもらったPC5の少女に支えてもらい。他のPCたちにも説得や言葉をかけてもらい。後悔や罪の意識や恨みや悲しみの感情でぐるぐるしながら、それでもまだ戸惑いながら、ラストバトルに挑みました。
大切なものは戻り。戸惑いながらも、「ただいま」と「おかえり」を言葉にして、ラストバトルはPC全員で協力し合いながら無事勝利しました。
っていうか敵さんが強すぎてね!!?わりとこう縛りプレイというか制限ありバトルだったんで、PL一同「「「「わーー!!?」」」」となりつつ戦闘してました。
あと、今回のバステで人気だったのはマヒさん。すごいマヒ率でした・・・なんでバステって、偏るん??
エンディングでは、各PCとお話しつつお別れをしました。
過去は過去として決着をつけたり。つけていた仮面をあげたり。導入で連れていった名前のない一振りの剣のために名前をもらったり。1人、また1人と各自の日常へ戻りました。
紡ぎ手であること以外は総じて平凡な、少し気弱な青年。
境遇は「罪科」。
罪はたぶん、恨みを抱えながら死んだこと。
罪であったから忘れたのか。それとも、忘れたことが罪なのか。
恨みはきっと、悲しみから。
記憶喪失だったのは、それを忘れてしまいたかったから。
死に生まれた屍人の不死者は、罪を過去の名前に預けて、心新たに「プルチネッラ」と名乗りながら旅立ちました。
プルチネッラにとって、これ以上ない「めでたしめでたし」の物語でした。
コンベンションを開催してくださった卓ゲー部様、セッションを準備してくださったひさせGM。
そして同卓していただいたPLの皆様。
素敵な物語をありがとうございました!!